レジの違算を減らすため
の5つの対策

JETCHECKERコラム編集部

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店舗型のビジネスをされている方は、少なくとも一度は「レジに入力されている金額より、実際にレジに入っている現金が少ない」という「レジの違算」に直面したことがあるかと思います。レジの違算が発生すると、店長も従業員もその対策に時間が終われるだけでなく、従業員との間の信頼関係にも影響します

以下では、レジの違算を減らすための対策を5つご紹介します。

なぜレジの違算が起こるのか

レジの違算を減らす前に、なぜレジの違算が起こるのか考えてみましょう。

(1) 従業員の不正

(1) 従業員の不正

レジ入力は正しく行われ、計算ミスやおつり渡し間違えはないが、従業員がレジからお金を盗んでしまった場合です。

レジのシフト交代のたびに、レジを締めて、レジのドロワー内の現金と、レジに入力された数字が一致しているかを確認していれば「誰がシフトで入ったときに、現金が少なかったか」が分かります。しかし、営業終了後に一日一度レジ締めを行っている場合は、誰かを特定できません。このようなスキに付け込んで、現金を抜く誘惑に負けてしまう従業員は、実は多いのです。

(2) 数え間違い

(2) 数え間違い

お客様から受け取った現金を計算間違いしてしまい、気づかずに入金してしまった場合です。

例えば、お客様が「9,000円」をレジ係に渡し、レジ係も「9,000円」としてドロワーに入金したが、実は8,000円しかなかったというケースを想像してみてください。この場合、レジ締め時に「1,000円足りない」ことが判明します。

なお、数え間違いはレジ係の作業中だけではありません。レジを締めた後にドロワー内の紙幣・貨幣をチェックする際にも数え間違いは生じるため、こちらも注意が必要です。

(3) おつりの渡し間違い

(3) おつりの渡し間違い

お客様におつりを多く渡してしまう、または少なく渡してしまう場合です。

お客様におつりを「3,000円」渡すところを、誤って「4,000円」渡してしまった場合、お客様はおつりが多いことに気が付いても「言わなければばれない。ラッキー」と、そのまま1,000円多く持って帰ってしまうことがあります。

(4) レジ入力ミス

(4) レジ入力ミス

商品の代金、お客様から受け取った金額はどちらも正しいが、レジに間違った金額が入力されてしまった場合です。

例えば、「500円」の商品を販売する際、お客様から「500円」をもらって正しく決済されたのだが、レジには間違って「600円」と入力してしまった場合です。この場合、レジ締め時に「レジ入力と現金を比較すると、現金が100円足りない」ということになります。

(5) 紛失

(5) 紛失

レジ入力やおつりを渡す時、またはレジ締めの時に、紙幣や硬貨を紛失してしまった場合です。

特に、レジにお客様が何人も並んでいるときに、お金を落としてしまったがすぐに見つからない場合に多発します。この場合、レジ係は「後で探して拾おう」と思いますが、レジ対応に追われてそのまま忘れてしまい、自分のシフトが終わった後に、別のレジ係に引き継いでしまい、結果レジ締め時に「足りない」ことが判明します。

レジの違算を減らす5つの対策を理解する

違算対策1: 従業員を「監視」する

違算対策1: 従業員を「監視」する

残念ながら、レジの違算が起こる最も多い原因のひとつは、レジ係による盗難です。よって、レジ係を「監視する」ことは大きな効果があります。

レジ係の挙動が見える形で監視カメラを設置し、「監視カメラが設置されているので、何か悪いことをしたらすぐに分かる」ことをレジ係全員に伝えておきましょう。監視カメラの設置は、「レジ係の一挙一動を監視して不正を防止する」ことに意味がありますが、同時に「悪事を働いていない真面目なレジ係を守る」という効果もあります。

違算対策2: 従業員に威圧的に接しない