JETCHECKERコラム編集部
紙幣計数機とは、その名の通り紙幣を計数する機械です。
しかし、「紙幣を計数する」という意味は、現場での用途や製品によって異なるため、実際には以下の3種類の異なるタイプの製品が存在します。
1. 紙幣の枚数のみを数える製品
→ 紙幣カウンターやマネーカウンターと呼ばれることがある。
2. 紙幣の金種を判定する製品(1ポケット仕様)
→ 一般的に「紙幣計数機」と呼ばれる。
3. 紙幣の金種を自動で仕分けることができる製品(2ポケット仕様)
→ 「紙幣整理機」と呼ばれることもある。
具体的な用途ごとに、どのタイプの製品を選定すべきかを見ていきましょう。
金種を判定できる紙幣計数機を選びましょう
金種とは1000円札、5000円札、10000円札といった紙幣の金額の種類のことを言います。
複数の金種が存在する紙幣の合計金額を計数するためには、どの金種の紙幣が何枚あるかを確認する必要があります。
そのため、金種を判定できる紙幣計数機である事が最低限の条件となります。
ジェットチェッカーシリーズの場合は、ジェットチェッカー SPがこのタイプの製品になります。
2ポケットタイプの紙幣計数機を選びましょう
ジェットチェッカーシリーズの場合は、ジェットチェッカー DPがこのタイプの製品になります。
なぜ2ポケットが必要なのか?
現在お使いの紙幣計数機が金種を判別できない場合、金種ごとの仕分けは不可能です。
そのため、金種を判別できる機能が必須となります。
また、
この2つのポケットを備えた紙幣計数機であることも重要です。
1ポケットタイプとの違い
1ポケットタイプの紙幣計数機では、異なる金種の紙幣やエラー紙幣が混入すると、その都度計数が停止し、手動で取り除く必要があります。
これにより、仕分けの手間と作業時間が大幅に増加し、紙幣計数機の利便性が低下します。
動画で実演!
以下の動画では、ジェットチェッカーDPを使って、混合紙幣の金種を高速かつ簡単に仕分けする様子をご覧いただけます。ぜひ参考にしてください。
枚数のみを判定できる紙幣計数機を選びましょう
すでに金種ごとに仕分けられた紙幣であり、偽札が混入していないことが分かっている場合は、単純に枚数を計数できる機械で十分対応できます。
このタイプの機械は価格も比較的安く、導入しやすいというメリットがあります。
2ポケットタイプの紙幣計数機を選びましょう
使用頻度が高い場合、ポケットの数が重要な選定ポイントとなります。
ポケットの数は、計数業務の効率や作業時間に大きく影響するため、以下の違いを理解しておくことが重要です。
紙幣の行き先 | ||
---|---|---|
計数対象紙幣 | エラー紙幣 | |
1ポケットタイプ | 計数済みポケット | 行き先無し 計数が止まります |
2ポケットタイプ | リジェクトポケット 計数は止まらず続行します |
2ポケットタイプなら、エラー紙幣を検知しても計数が止まらない!
1ポケットタイプと2ポケットタイプ、それぞれのエラー紙幣の行き先に注目してください。
※ エラー紙幣とは、計数対象外と判定された紙幣 (異金種、異通貨、汚損紙幣等) を指します。
1ポケットタイプの製品では、エラー紙幣の行き先 (リジェクトポケット) が無いためエラー紙幣を検知した時点で、紙幣計数機は計数を停止します。
計数を再開するためにはリジェクト紙幣を手で取り出すしかありません。
1ポケットタイプの紙幣計数機では、エラー紙幣を検知するたびに計数が止まり、その都度エラーの原因となった紙幣を手で取り出す必要があります。
このため紙幣の計数に非常に時間がかってしまいます。
一方2ポケットタイプの製品ではエラー紙幣は自動でリジェクトポケットへ送られ、計数が止まることがありません。
エラー紙幣を何枚検知しても、途中で停止することなく最後まで全ての紙幣を計数することが可能です。
使用頻度が高い事が最初からわかっている場合は、2ポケットタイプの紙幣計数機も検討してください。
ジェットチェッカーシリーズの場合は、ジェットチェッカーDP がこのタイプの製品になります。
業務用紙幣計数機と一般的な紙幣計数機の最大の違いは、堅牢性と耐久性です。
金融機関などで使用される業務用マシンは、通常の使用環境で紙幣詰まりや故障をほとんど起こしません。
業務用紙幣計数機と安価な紙幣計数機の違い
ジェットチェッカーシリーズは、両替ショップ、パチンコホール、宝飾品店など、一日を通して長時間使われる現場で採用されてきた、業務用紙幣計数機です。
長時間の連続使用時も、紙幣詰まりや不具合を起こすことなく安定して動作します。
計数業務に信頼性と効率性を求めるすべてのお客様に、ジェットチェッカーシリーズが最良の選択であることをお約束します。