JETCHECKERコラム編集部
当社で販売しているジェットチェッカーは最大18通貨に対応する紙幣計数機です。
ところで、紙幣計数機とはそもそもどういった製品でしょうか。
紙幣計数機とはその名の通り 紙幣を計数する機械 です。
しかし紙幣を計数するの意味が現場での用途や製品によって異なるため、実際には以下3種類の異なるタイプの紙幣計数機が存在します。
これらはどれも同じように紙幣計数機と呼ばれますがそれぞれの機能は大きく異なるため、どういった目的で紙幣計数機を使用するかを良く考えて選定する必要があります。
これら3種類の紙幣計数機を機能比較表を見てみましょう。
偽札判定 | 金種判定 | 枚数計数 | |
---|---|---|---|
枚数のみを数えるタイプ | |||
金種の判定をするタイプ | |||
金種判定と偽札判定を同時に行うタイプ
ジェットチェッカーはこのタイプ |
次に具体的な用途を例に、どのタイプの紙幣計数機を選定すべきか見ていきましょう。
金種を判定できる紙幣計数機を選びましょう
金種とは1000円札、5000円札、10000円札といった紙幣の金額の種類のことを言います。
複数の金種が存在する紙幣の合計金額を計数するためには、どの金種の紙幣が何枚あるかを確認する必要があります。
そのため、金種を判別できる紙幣計数機である事が最低限の条件となります。
金種を判定できる紙幣計数機を選びましょう
現在計数している機械がどの金種の紙幣かわからないと当然金種毎に仕分けることはできません。この場合も金種を判別できる紙幣計数機を選定する必要があります。
ところで紙幣計数機を使って実際に紙幣を金種毎に仕分けていく様子をご覧になったことがあるでしょうか。
計数済ポケットとリジェクトポケットの2つのポケットを持つジェットチェッカーなら、誰でも簡単に金種毎に仕分ける事ができます。
以下の動画も併せてご参考ください。
偽札判定 (真贋判定) できる紙幣計数機を選びましょう
日本円の紙幣と違い海外紙幣には偽札が多く存在します。
特に基軸通貨であるアメリカ ドル (USD)、ユーロ (EUR)、中国元 (CNY) の偽造紙幣流通量は多く、また偽札のクオリティも一般人が目視で確認しても判別できない非常に高度なものがあります。
外貨を扱う必要がある場合は、偽札判定可能な紙幣計数機を選ぶ用にしましょう。
ジェットチェッカーは世界4大銀行での採用実績に加えヨーロッパ中央銀行 (ECB) の認証をパスした、確かな真贋判定能力を持った紙幣計数機です。
特に、アメリカ ドル (USD) / ユーロ (EUR) / 中国元 (CNY) 紙幣運用現場における実績はお客様から高く評価されています。
その性能の高さは、ジェットチェッカーに搭載された以下最先端ハードウェアからもわかります。
またジェットチェッカーは煩わしい通貨設定を不要にした自動通貨判別機能を搭載しており (※ バンキングモデルのみ)、多数の外貨を扱う現場での作業効率を劇的に改善します。
枚数のみを判定できる紙幣計数機を選びましょう
偽札がないとわかっている金種毎に仕分け済みの紙幣を計数する場合は、枚数を判定できる紙幣計数機で十分対応できます。
このタイプの機械は価格も低い事が多く、導入しやすいでしょう。
2ポケットタイプの紙幣計数機を選びましょう
ポケットの数も紙幣計数機選定時の重要なポイントになります。
ポケットの数は計数業務の効率と作業時間に大きく影響するからです。
金種判定・真贋判定 (偽札判定) を行う紙幣計数機はその機能上、読み取った紙幣を次の2種類の紙幣に区別します。
紙幣の行き先 | ||
---|---|---|
計数対象紙幣 | エラー紙幣 | |
1ポケットタイプ | 計数済みポケット |
行き先無し
計数が止まります |
2ポケットタイプ |
リジェクトポケット
計数は止まらず続行します |
1ポケットタイプのエラー紙幣の行き先に注目してください。
行き先が無いためリジェクト紙幣を検知した時点で、紙幣計数機は計数を停止します。
計数を再開するためにはリジェクト紙幣を手動で取り出すしかありません。
1ポケットタイプの紙幣計数機ですは、リジェクト紙幣を検知するたびに計数が止まり、手動でリジェクト紙幣を取り出す必要があります。
このため紙幣の計数に非常に時間がかってしまいます。
一方2ポケットタイプではリジェクト紙幣はリジェクトポケットへ送られ、計数が止まることがありません。
リジェクト紙幣を何枚検知しても、一度の計数で全ての紙幣を計数することが可能です。
使用頻度が高い事が最初からわかっている場合は、2ポケットタイプの紙幣計数機を選びましょう。